シネマディクトの呟き : 【劇場】ジュラシック・ワールド

「ジュラシック・パーク」の感動から22年。

あのテーマパークが、パークからワールドにスケールアップして帰ってきた。

先月、札幌にオープンした4DXで最初に観るのは、この映画と決めていた。

ユナイテッドシネマ札幌の1番シアターで、4DX3Dで鑑賞してきた。

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＜予告編＞

関連サイト：公式サイト／Wikipedia／allcinema

【以下、ネタバレあり】

この映画を褒めるのに、言葉はあまり必要ないように思う。

ただひとこと…なまら面白かった！

これだけで十分だ。

しかし、これでは記事にならないので、あとは思いつくままに書くことにする。

やっぱりこのシリーズは、この流れがベストだわ。

生きた恐竜を見られる！と少年のようにワクワクしていたのに、それが急転直下、襲われる恐怖に変わる。

このギャップがいいんだろうね。

本作は、1作目のパターンを踏襲しながらも、あちこちに22年の歳月をプラスして、見事な続編になっていた。

今回の一番の見どころは、遺伝子操作で作られたハイブリッド恐竜、インドミナス・レックスだ。

外観はTレックスに似ているものの、知力能力は格段に進化しちゃってる。

人間を騙して脱走して、罠にかけて殺戮をくり返すわ、人間側だったラプトルを手なづけて寝返らせるわ、こりゃ最強の恐竜だわ。

これに対する最後の砦は、1作目にも登場したTレックスだ。

ヤツは人間の歳で言ったら、一体何歳になるんだろう？

そんなハンデありすぎのTレックスと、もう一度人間側にまわったラプトルが力を合わせて、強敵に立ち向かうクライマックスは、あまりの迫力に圧倒されまくりだった。

4DXの演出でぐるんぐるん振り回されながら、最後はモササウルスが飛び出すと同時に、水をかけられた。

インドミナス・レックスの最期を、濡れ鼠になりながら、呆然と見送った。

はじめての4DXを、この映画で体験できてよかった。

普通に観ても楽しめたと思うけど、4DXで面白さは何倍にもなったと思う。

朽ち果てた「パーク」が出てくるのも、1作目のファンとしてはうれしい限り。

あの門、あのエントランス、あのジープ。

なかなかうまい脚本だわ。

全米でも、海外でも記録的な大ヒットとなっている本作。

すでに続編がアナウンスされていて、オーウェンとクレアは引き続き出演するようだ。

でも、「ワールド」は閉鎖されちゃうだろうし、ストーリーを作るのは難しそう。

また前シリーズみたいに、残念な流れになっちゃうのかな。

まあ、話が面白くなくても、4DXならそれなりに楽しめそうだけどね。